人間の仕組みについて

『人間の仕組みについて』

1,000円(本体価格)ISBN978-4-434-21942-9 2016年6月10日刊行
金森由美
心理・哲学/176ページ/A5判

■著者コメント

「感情とは、笑いとは、芸術とは、哲学とは、宗教とは何か」「人間とコンピュータの決定的な違いは何か」「愛娘の結婚を極端に嫌う父親がいるのはなぜか」「人間は何のために生きているのか」「他人への好悪は、その他人とは全く関係ないかもしれない、という言葉はどのように解釈できるか」

これまでの日常の中で、人間に関して知りたいと思ったこと、不思議に感じたことがたくさんある。それらを平易な言葉で説明したり規定したりできることが私の長年の喜びになっていた。最近は、人間の仕組み図を描いてそこから推測や考察を始めることが多い。この図は、最初の頃から比べると少しずつ記入の要素が増えて複雑になってきたが、そのかわり謎の全容が見えやすくなったという気がする。

子育て、家庭での躾、学校教育、社員研修、人間関係などについて話を聞いたり、本を読んだり、講習を受けたりするたび、いつも肝心なことが欠けていると感じてきた。人間の仕組みに言及することなく、肝心の点を抜いたりぼやかしたりして、目に見える部分、発展した部分で辻褄を合わせるという気がしてならない。その肝心な部分が規定できずわからないのなら、それを明言し、このように推測していると前置きして、それから問題を論じる必要があるのではないか。

人は、具体的な名前を持った目の前の人や自分自身、そして、例えば凶悪犯罪者の行動の理由を少しでも理解したい、理解する足掛かりだけでも得たい、そういう欲求を持っているものだと思う。しかし、その欲求を満たすためには、心理学や精神分析など難しい学問を学ばなければならないと思って半ばあきらめていることだろう。しかし、もし仮に、感情とは何か、理性とは何か、無意識とは何かという言葉を誰にでも納得できる言葉で規定できたならどうだろう。そうすれば、難しい学問も哲学も必要なくなると思っているが、それは私の夢想なのだろうか。

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