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ISBN(アイエスビーエヌ)コード……「書籍コード」のこと。「ISBN4-○○○」というふうに表記されているもの。日本図書コード管理センターに問い合わせれば、個人でも取得可能。 アウトライン……データ作成後、最終的に行なう作業。「Illustrator」の機能。これをすることで、文字が画像化され、フォントの互換性を生む。 アマゾン・ドットコム……インターネット書店の最大手。現在、既存書店を抜き、国内最大シェアを誇るといわれる。ISBNコードとJANコードを取得すれば、個人でも出店できるため、自費出版には最適である。 EPS(イーピーエス)……画像や写真のPhotoshopなどの保存形式。最終的に印刷所に下版する場合は、この形式にする。互換性もよい。 Illustrator(イラストレーター)……Adobe社のソフト。表紙デザインを作成したり、ページ数の少ない新聞、小冊子、チラシ、ポスターをつくるときに最適。WIndows、Mac対応。 印税……書籍が売れた際に発生する著者の取り分。自費出版の場合、販売を目的としない場合が多かったので、重要視されてこなかったが、最近は傾向が変わっている。著作権と同じように、契約書を交わすことで、取り分を決めておくのが重要。悪質な業者は、「印税を定価の5%」とし、書籍の譲渡に関しても、「全冊数の5%」と提示する。つまり、出版代金を負わせた揚げ句、印税も微量、印刷された書籍も著者に渡さない悪質行為。2008年に倒産した新風舎はこのパターンであった。これは、ほとんど詐欺行為に近いので要注意。現在でも大手自費出版社が用いている手口。商業出版の場合は、原稿料を払い、ほかは「印税は定価の10%」「5冊渡し」「著者買いは8掛け」というのが多い。 InDesign(インデザイン)……Adobe社のソフト。今、最も、組み版作業に適しているDTPソフト。Windows、Mac対応。 奥付……「おくづけ」と読む。「奥書」(おくがき)ともいう。書籍の最後のページに付記されているもので、書名、著者名、発行日、判数、発行元、印刷所、ISBNコードなどを記載する。 帯……表紙カバーの下部に付属している宣伝文句などが記載されている用紙。キャッチコピーなども記載する。 オフセット印刷……「平版」ともいう。少量部数の印刷などによく使われる。印刷箇所だけにインキを流すので、安くできる。自費出版では主流ともいえる。 折……「おり」という。通常、書籍は8の倍数のページ単位で構成される。それは、この折があるからで、端的にいえば、印刷するときに、片面8ページずつ印刷するからだ(両面で16ページ)。これを「1折」などという。ただし、版の大きさや用紙の厚さによって、片面4〜16ページで1折とする場合もある。反対に、8の倍数で終わらない場合は、1ページずつ「差し込む」かたちになるので、割高になる。 オンデマンド印刷……受注があった段階で印刷をすること。高解像度プリンタを使用するケースが多い。大量部数を刷らないという意味ではコスト抑制につながる。
解像度……画像の鮮明度を表す。単位はdpi。出版において、とても重要なキーワード。気をつけたいのは、デジタルカメラで撮影した画像だ。これは、設定しないと通常72dpiである。しかし、出版において、72dpiの画像は解像度が低すぎる(ホームページへのアップ画像なら問題なし)。出版の場合は、300〜400dpiは必要。トリミングのことを考慮すれば、400dpiはほしい。なお、例外を除けば、解像度は最初の設定から変更は不可能なので、十分気をつけるべき。紙焼きをスキャニングする場合も、同じく解像度を設定する。万一、解像度が低いと、「ジャギる」ことになる(画像が粗くなる)。仮に、解像度72dpiの写真を家庭用プリンタではうまく印刷できても、印刷機ではうまく印刷できない。 掛け率……書店に本を置いてもらうときの、棚の賃料に近い。通常、「8掛け」。たとえば、定価「1000円」の本が売れた場合、書店に「200円」支払う(売れないときは支払いはない)。出版社あるいは著者の取り分は、「800円」となる。ネット書店の場合は、「6掛け」が多い。 完全データ入稿……自費出版で使われる重要キーワードのひとつ。通常、「出版社や印刷所などが一切手を加えなくてもよいデータ」のことをいう。つまり、著者がすべてのデータをつくり、それを出版社あるいは印刷所に入稿することである。反対にいえば、出版社あるいは印刷所が手を加えなくてはならないデータは、完全データとはいわない。手を加える段階で、料金を取る業者もあるので、要注意(パブリック・ブレインは料金追加をしません)。データの種類は特に問わないが、最も多いのは、「Word」「Illustrator」「pdf」のデータであろう。 Quark(クォーク)……DTPソフトの1つ。数年前までは主流だったが、最近はInDesignに負ける。自費出版ではおよそ使用している人はいないだろうが、完全データ入稿でもオススメしない。その理由は、印刷所によっては、高価になるからだ。かつて、フォントの互換性が低いということから、面倒が起こりやすかった。 組み版……本をつくるうえで、1ページごとに文字を流したり、イラストを配置したりすること。自費出版の場合、本文が文字だけであれば、「Word」で十分可能。 組み方向……文字を流す方向のこと。和本(小説など)であれば、縦組み。洋本(数式が入ったもの、写真集など)であれば、横組みが基本。 ゲラ……「校正刷り」のこと。初校ゲラ、再校ゲラなどといったりする。 下版……今では、印刷所にすべてのデータなどを渡すことを指す。 校正……文章やデザインにおいて、誤字・脱字など、画像位置を正すこと。通常は、初校、再校、三校の手順を踏むが、場合により、念校も行なう。初校では、誤字・脱字を発見し、赤ペンなどを用いる。そのほかに、固有名詞の正否、文章・表現の修正なども行なう。ただし、校正はあくまで、著者の確認が必要のため、明らかな間違い以外は、「疑問出し」を鉛筆で行なう。再校、三校に関しては、あくまでも補足作業と考えるのが妥当。校正が終わることを「校了」という。
CMYK(シーエムワイケー)……シアン、マゼンタ、イエロー、黒のこと。この4色ですべてのカラーバリエーションを補う。フルカラーの場合は、この形式を使う(Photoshopなどで設定)。 支払い方法……会社によって異なるが、通常は次のような支払い方法だ。まず、半金あるいは、内金を支払い、納品された段階で、全額を支払う。ただし、注意すべきは、書店流通などを行なう場合だ。この場合、実際に書店に流通しているか確認した段階で、全額支払うのが賢明。書店に置かれてなかった場合などは、必ず出版社に問い合わせること。 JAN(ジャン)コード……「バーコード」のこと。これも日本図書コード管理センターで取得可能。バーコードの作成は、業者に頼むこともできる。アマゾン・ドットコムなどのネット書店では、これがないと販売できない。通常の書店の場合は、取次ぎを通す場合は必要だが、直販の場合は不要。 出版契約書……著者と出版社のあいだで交わされた契約内容を書面にしたもの。自費出版の場合、これを用意していない出版社が多いが、後のトラブルの原因となるため、必ず用意することをオススメする。これがない出版社は基本的には危険であるし、信用度は相当低い。 上製……「じょうせい」と読む。最近では「ハードカバー」ともいう。高級な書籍や単行本と呼ばれるものに使われる。 書店流通……一般の書店や本屋などに書籍を流通させること。ただし、自費出版の場合も、流通に乗せること可能だが、そこから先は困難。つまり、流通を利用したからといって、書店に書籍が並ぶとは限らないということだ。なぜなら、書籍を並べるのは、書店の判断だからだ。「必要ない」と判断すれば、書店は新刊でも1ヵ月も経たないで返本してくる。それらはすべて在庫となり、出版社によっては、倉庫で眠らせてしまう。そのため、自費出版において、「書店流通」を考えている著者は、このことを十分考慮すべきだ。せめて、その自費出版社の書籍が書店に並んでいるか、確認することが大事。安易な発想での書店流通は控えるべきだ。その点、ネット書店は、いわゆる「オンデマンド」なので、いつでも販売機会はあるといえよう。 白抜き……通常、白抜きというと、黒地などに白で型抜きされ、そこには、インキがない、というふうに思われる。しかし、印刷の場合は異なる。たとえば、赤い用紙などを使った場合、白抜きとする場合は、白いインキを使うことになる。同じように、赤いインキに白抜きをする場合も、白インキを乗せることになる。つまり、「赤に白抜きをする」ということは、2カラー使うことになり、1カラーではないということだ。さらにいうと、赤に白抜きする場合は、文字サイズが大きくないと鮮明に印刷されないことが多いので、要注意。 スリップ……「ボウズ」「短冊」ともいう。書店などが追加注文しやすいように、書籍に挟んでおく注文書のこと。書店の在庫管理にも使われる。自費出版の場合は、付けなくてもよい。 背……本を棚に入れたときに見える箇所。タイトルと著者名、版元名などを記載するのが通常。 製本……印刷後の作業で、印刷された用紙をまとめること。自費出版の場合、綴じ方や並製か上製かといったことまで含む。「がんだれ製本」「フランス製本」が最近流行であるが、これらは高価。
台割……「だいわり」と読む。端的にいえば、書籍づくりの設計図、進行スケジュールのこと。「書名」「ページ数」「ノンブル」「本文の内容」「折」「入稿日」「下版日」「カラー」「データ内容」などを記載しておくと便利。「Excel」でつくるので充分。出版社がつくることが多い。 直販……自費出版の場合、多く使われる販売方法。つまり、直接書店に、本を置いてもらうことを依頼すること。「委託販売」に近い。 著作権……自費出版における著作権は、通常の認識と異なる。考え方としては、「出版権」に近い。つまり、二次使用、テレビ・映画使用といった際に、発生する著者の権利である。通常、自費出版の場合は、販売を目的としないため、厳密には考慮されないが、最近は、販売を加味する自費出版もあるので、重要度は高まる。ただし、注意しないといけないのは、著作権は必ずしも著者にあるとは限らない。それは、契約段階で決まる。そのために、契約書を交わす必要があるのだが、著作権を保持しておきたいならば、事前に出版社に確認すること。これを怠ると、勝手に著作権は出版社に譲渡されていることもある。 突き合わせ……再校以降を行なう際、初校ゲラの修正箇所が再校ゲラにしっかり反映されているかを確認する作業。通常、初校ゲラと再校ゲラを並べ、1箇所ずつ突き合わせる。アナログ作業だが、この作業を怠ると、ミスが多発する。 DTP(ディーティーピー)……現在主流の編集作業のこと。おおざっぱにいえば、パソコンですべての制作を行なうこと。DTPソフトとしては、InDesignが主流。 TIFF(ティフ)……EPSと同じで、最終的に印刷所に下版するときに使う画像などの保存形式。InDesignなどで入稿する場合に使用。 綴じ……左綴じは洋本(写真集など)、右綴じは和本(小説など)。綴じ方にはいろいろ種類があり、「無線綴じ」(接着剤などで綴じる)が基本。「中綴じ」は週刊誌などによく使われるが、ホッチキスや針金で綴じる。「平綴じ」は折ごとに糸などで綴じ、上製本で使われる。そのほかは、これらの応用。 トビラ……「扉」のこと。いろいろと種類があるが、基本的には、表紙を開き、見返しの隣りにある、タイトルや著者名が記載された本文用紙とは異なったものをいう。扉のように開くことから、「トビラ」と呼ばれる。そのため、通常は、右綴じであれば、見開きで左ページにトビラがないといけない。そのほかに、「章トビラ」のように、本文のなかで、章が変わるときに、使うトビラもある。ちなみに、トビラの裏は「白」が多い(「裏白」という)。つまり、何も文字などを入れないということ。ページが足りないときなどに、ページ調節として使うこともある。 取次ぎ……書店流通を介する会社のこと。卸といえる。トーハン、日販、栗田、大洋社、大阪屋、八木書店などが有名。自費出版の場合、トーハンなどの流通は難しい。主に、星雲社、ブイツーなどを使うことが多い。
並製……「なみせい」と読む。最近では「ソフトカバー」ともいう。製本の方法で、文庫や新書、雑誌に多く見られるが、最近は、書籍でも多い。 ネット書店……「アマゾン・ドットコム」を代表するネット上で販売、出店ができる書店のこと。ほかに、「楽天ブックス」「セブンアンドワイ」「bk1」などがある。自費出版では主流。 ノンブル……ページ番号のこと。通常、目次や奥付、トビラにはノンブルは打たない(隠しノンブルという)。しかし、ページ勘定には入れる。
版型……本のサイズのこと。A版、B版などがある。通常、A4、A5、B5、B6、四六版、文庫版、新書版などを使う。規格外の場合は、高価になる。 pdf(ピーディーエフ)保存……自費出版の場合、完全データ入稿といった場合に、多く使われる。「Word」データを最終的に「pdf」保存(化)することを指示する出版社が多い。ただし、特殊記号などを使うと「文字化け」するので、要注意。 ビットカラー……「8ビット」と「16ビット」がある。「8ビット」は「256色」で「ニゴロ」と呼ばれる。「16ビット」は「32678色」のカラー環境。通常は、「8ビット」でよい。 表紙……具体的にいえば、「表1」〜「表4」まである。表紙の「表」を「表1」、「裏」を「表4」という。さらに、「表1」の裏を「表2」、「表4」の裏を「表3」という。雑誌などの場合では、「表2」「表3」は広告を打つ。自費出版で費用を抑えたい場合は、「表2」「表3」は印刷せず、「片面印刷」にするのがよい。 表紙カバー……書籍に付いているカバーのことである。装飾という意味合いのほかに、本の耐久性を保つ役割がある。「ブックカバー」という言い方はしない。 Photoshop(フォトショップ)……Adobe社のソフト。画像処理に使用。「EPS」保存や「CMYK」カラー形式にできる。Windows、Macにも対応。ただし、プロ仕様とホーム仕様があり、ホーム仕様では、「EPS」保存はできない。 フォント……「書体」ともいう。通常、明朝、ゴシックが主流。特に、活字中心の書籍の場合は、本文は明朝にするのが基本。写真などのクレジット、キャプションは、ゴシック。その種類は多彩なので、互換性があるかと確認すること。もし、印刷所などの使いたいフォントがない場合は、ほかのものに変えるか、そのフォントデータを渡す必要がある。文字化けには注意。 フルカラー……「4カラー」「4c」などともいう。「1カラー」の金額の4倍すると、単純に考えてもよい。 編集……ひとことでいうならば、出版物を生み出すすべての作業のこと。それを担う者を、編集者と呼び、いわば監督者、責任者である。自費出版に関していえば、著者との打ち合わせ・企画・ページ構成・色、用紙選択・印刷所、製本所とのやりとりなど、すべての作業を行なう。悪質な会社は、編集者、プロデューサーと称し、ただの営業担当者が担うことがあるので、要注意。
見返し……表紙をめくったときにある色紙などのこと。本が美しく見える装飾といった意味合いと、耐久性を保つために使われる。 見積もり……自費出版では最も重要な過程で、出版社とのいちばん最初の接点である。では、どうすれば、見積もりを出してもらえるか。「部数」「ページ数」「版型」「表紙カバーの有無」「カラー」「製本方法」「用紙」「データ状態」などを教えればよい。ただし、作業を進めていく段階で、手直しが必要になったり、用紙やカラーを変更することもあるので、最初の見積もりはあくまで、「仮」と考えるべきだろう。契約前に、必ず「本見積もり」を出してもらうことが必要。そうしないと、最終的に、とんでもない高額を請求されることがある。 目次……「コンテンツ」ともいう。書籍において、必ずないといけない、というわけではない。ページ構成上、最も調節しやすいので、目次は最後につくるのがよい。 文字化け……特殊記号(#や¥)などを使った場合に、そのデータをpdfにした際、対応できず文字が意味不明な記号に変換、「化けて」しまうことをいう。文字化けに関しては、予期できぬことなので、校正が欠かせなくなる。 文字サイズ……「級」(Qというときもある)「ポイント」などで表す。最近、雑誌などでは、級数を小さくするほうが、オシャレである、という認識があるが、書籍は別。いちばんいいのは、読みやすい大きさだ。本文であれば、9〜12級、キャプションなどは、6や7級くらいだろう。特に、明朝体の場合、6や7級であると、印刷した際、文字がつぶれてしまうことが多いので、要注意。 モノクロ……通常は、「1カラー」「1c」のことを指す。「スミ」ともいう。つまり、「黒」のこと。
用紙……その数は無数といっていい。ここでは、基本的なものを紹介する。「上質紙」とは、最も基本的な用紙でカラーバリエーションが多彩。安価でもあるので、よく使われる。「クリームキンマリ」とは、その名のとおり、用紙にやや「クリーム」色が付いている。柔らかい印象がある。活字ものによく使われる。これも安価。「アート紙」とは、フルカラー写真などを使った書籍などに使われるほかに、ポストカードやポスター、表紙にも使われる。つるつるした感触。「コート紙」も、アート紙に似ている。発色がよい。ほかに、特殊紙として、「エンボス」「ラシャ」「レザック」「タント」などがある。これらは高価なので、見返しや表紙など限られた使用方法がいい。重さは、70〜180kgが基本。本文は90kgでいいだろう。 用紙見本……「見本帖」ともいう。紙問屋などで購入することができる。英単語帖のようなサイズなので持ち運びも便利なため、用紙選びには必要。これを見せてくれない出版社は、勝手に高価な用紙を使い、高額を請求する場合があるので、要注意。
両面印刷……その名のとおり、1枚の用紙の両面に印刷すること。4カラーの場合は、透けないよう要注意。その逆は「片面印刷」。 レイアウト……「割り付け」のこと。今では、「組み版」とほとんど同義。どこに写真を配置するか、本文をどのように流すか、などを決める。
Word(ワード)……マイクロソフトのソフト。カンタンな書類作成に必須だが、自費出版においては、組み版ソフトとも化す。完全データ入稿をしたい著者には、ワード入稿がオススメ。ただし、もともと組み版ソフトではないため、フォーマットが決まっており、不便さは多い。表紙作成は、ワードでは行なえないので、ほかに依頼したほうがいい。 ※上記の用語は、字義的なものではありません。わかりやすいように解説しているため、厳密には本義通りとは限りませんので、本義を知りたい方は、DTP用語辞典などを確認ください。
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