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「太宰治展」(神奈川近代文学館)に行ってきました

GW初日の5月3日、神奈川近代文学館で開催中の「太宰治展 語りかける言葉」に行ってきました。今年2014年は、太宰治の生誕105年。太宰ともなると、今後、5年刻みでイベントが行われるのか。いやあ、嬉しい限り。

さて、いい気候だったこともあり、横浜は人で溢れていました。元町・中華街駅から徒歩10分くらい(階段を上がるので、もっとかかるかも)、「港の見える丘公園」内にある当館は、なんとも気持ちいい場所にあります。

今日は、本展の編集をされた東京大学大学院教授の安藤宏先生が、講座を行いました。「人間失格」の生原稿という資料から読み取れる、太宰のこだわりといったものを、非常にわかりやすく解説。200人以上が集まり、若い方も年輩の方も、皆熱心にメモを取って、聴いている。あっという間の1時間半でした。

展示は、貴重な資料や写真が盛りだくさん。十分なスペースがあり、とても見やすい構成になっています。太宰の研究は、ある意味、最先端を行っているようで、多くの資料がデジタル化、オンラインやDVDで見ることができます(有料です)。じっくり観たかったのですが、結構な混雑。正直、文学館でこれほどの人がいるのって、珍しいことです。どうやら当初の想定より、多くの人が観にきている、とのこと。やっぱり、太宰は今でも人気作家ですね。

ショップでは、弊社の『カチカチ山』と『Urashima san』も販売中です。つい、いろいろな方が手に取っているのを見て、嬉しい気持ちを抱きつつ、心の中で、「買ってください!」と祈りました。私は、1,000円で買える本展の図録を買いましたけどね。

読書系・アート系フリーペーパー「Day Art」11号も、展示場のラックに置いてありますので、ぜひ、手に取ってください。太宰の「右大臣実朝」の名ゼリフと、何やらよくわからないご婦人の絵が目印。

この展覧会については、「Day Art」12号(7月15日発行予定)でも紹介します。5月25日まで開催していますから、ぜひ!