判型(絵本)

判型はどれが適切?

一般的に、絵本は判型が大きいイメージです。結論をいえば、A4判、B5判、A5判といったところです。ざっと寸法は、下記のとおりです。

A4判 幅210mm×高さ297mm
B5判 幅182mm×高さ257mm
A5判 幅148mm×高さ210mm

※縦の場合

正方形ではダメなのか?

A4判やB5判は、いわゆる定型というサイズです。基本的に、書籍はこの定型にのっとって印刷・製本されます。

となると、正方形はダメなの? と思う方も多いでしょう。答えは、もちろん正方形でも大丈夫です。

では、ちょっとしたクイズを。

①183mm×183mmの正方形
②200mm×200mmの正方形

どちらの正方形の方が、費用が高くなるでしょうか。

正解は、どちらもほぼ同じ費用です。

費用はどう変わってくる?

改めて、費用について説明しますと、当然、判が大きければ費用は高くなります。A4判よりB5判、B5判よりA5判の方が安い。となると、上の正方形の①の方が高いのでは、と思うのが普通でしょう。けれど、費用は大体同じ……。なぜなのでしょう。

それは、①と②もA4判の「変型」だからです。

A4判変型の図

A4判は幅210mm×高さ297mmのサイズですから、A4判の中に①と②が両方とも入りますね。つまり、①も②もA4判の範疇に収まるので、同じA4判の費用がかかるということです。

そう考えると、①の場合、183mm×183mmにしないで、182mm×182mmの正方形にしたらどうなのか。答えは、B5判変型です。たった1mm違うだけで、A4判からB5判になる。その分、費用も抑えられるというわけです。

四六判以下の絵本はやめた方がいい?

予算も多くかけられないし、コンパクトな絵本を作りたい。そう思う方もいるでしょうが、率直な話、四六判(B6判)以下の絵本はやめた方がいいでしょう。

よくこういう経験をされたことがありませんか。ハードカバーで判が小さく、ページが少ない書籍を開いたとき、メリッと音がして本が裂けてしまいそうになったこと。製本箇所(ノドといいます)にページが食い込み過ぎて、読みにくいといったこと。つまり、四六判以下だと、こういったことが起こりやすいのです。

もちろん、フレキシブルな製本方法などがあり、昔ほど裂けることもなくなってはきました。それでも、耐久性を考えると、ハードカバーで判が小さく、ページも少ない書籍はあまりオススメしません。

縦と横、どっちがいい?

絵本の場合、稀に横製本の書籍も見られます。ただ、書店流通の販売を考えている場合は、あまりオススメしません。というのも、棚に置きづらく、入れづらいからです。もちろん、絵本の特質上、やむなく横にする場合は仕方ないと思います。ただ、やや奇をてらって、という程度の動機でしたら、やめた方がいいでしょう。それに、費用もやや横の方が高めです。

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