自費出版用語集 か行

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行

■か行

解像度……画像の鮮明度を表す。単位はdpi。出版において、とても重要なキーワード。気をつけたいのは、デジタルカメラで撮影した画像だ。これは、設定しないと通常72dpiである。しかし、出版において、72dpiの画像は解像度が低すぎる(ホームページへのアップ画像なら問題なし)。出版の場合は、300~400dpiは必要。トリミングのことを考慮すれば、400dpiはほしい。なお、例外を除けば、解像度は最初の設定から変更は不可能なので、十分気をつけるべき。紙焼きをスキャニングする場合も、同じく解像度を設定する。万一、解像度が低いと、「ジャギる」ことになる(画像が粗くなる)。仮に、解像度72dpiの写真を家庭用プリンタではうまく印刷できても、印刷機ではうまく印刷できない。

掛け率……書店に本を置いてもらうときの、棚の賃料に近い。通常、「6~7掛け」。たとえば、定価「1000円」の本が売れた場合、取次や書店に「300~400円」支払う(売れないときは支払いはない)。出版社あるいは著者の取り分は、「600~700円」となる。Amazonは、「6掛け」。

完全データ入稿……自費出版で使われる重要キーワードの1つ。通常、「出版社や印刷所などが一切手を加えなくてもよいデータ」のことをいう。つまり、著者がすべてのデータをつくり、それを出版社あるいは印刷所に入稿することである。反対にいえば、出版社あるいは印刷所が手を加えなくてはならないデータは、完全データとはいわない。手を加える段階で、料金を取る業者もあるので、要注意。データの種類は特に問わないが、最も多いのは、「Word」「Illustrator」「PDF」のデータであろう。

Quark(クォーク)……DTPソフトの1つ。数年前までは主流だったが、最近はInDesignに負ける。自費出版ではおよそ使用している人はいないだろうが、完全データ入稿でもオススメしない。その理由は、印刷所によっては、高価になるからだ。かつて、フォントの互換性が低いということから、面倒が起こりやすかった。

組み版……本をつくるうえで、1ページごとに文字を流したり、イラストを配置したりすること。自費出版の場合、テキストが文字だけであれば、「Word」で十分可能。

組み方向……文字を流す方向のこと。和本(小説など)であれば、縦組み。洋本(数式が入ったもの、写真集など)であれば、横組みが基本。

下版……「げはん」と読む。印刷所にデータを入稿したあと、本番の印刷に入ることをいう。

ゲラ……「校正刷り」のこと。初校ゲラ、再校ゲラなどといったりする。

校閲・校正……校閲は文章の内容を含め、吟味することをいう。校正は文章やデザインにおいて、誤字・脱字など、画像位置を正すこと。通常は、初校、再校、三校の手順を踏むが、場合により、念校も行う。初校では、誤字・脱字を発見し、赤ペンなどを用いる。そのほかに、固有名詞の正否、文章・表現の修正なども行う。ただし、校正はあくまで、著者の確認が必要のため、明らかな間違い以外は、「疑問出し」を鉛筆で行う。再校、三校に関しては、あくまでも補足作業と考えるのが妥当。校正が終わることを「校了」という。

ページ上部へ戻る